RADについて
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About RADRADとは
ロイヤル・アカデミー・オブ・ダンス(RAD)はバレエの教授と指導に関する世界で唯一の、最も重要な組織です。(2001年1月ロイヤル・アカデミー・オブ・ダンシングより名称変更)
RADは1920年に、当時ヨーロッパで活躍していたデンマーク派、イギリス派、フランス派、イタリア派、そしてロシア派を代表する偉大な踊り手達によって、創立されました。その目的は簡単なものでした。つまり、イギリスにおけるバレエの水準を高めるために、まず教師の指導法の水準を高める必要があったということです。その後95年を経た現在、RADは世界で最大のクラシック・バレエの教育機関として存在しています。
バレエの水準を維持し、向上させるためには、これからの世代を担っている若い生徒達を正しく指導しなければなりません。お粗末な教授・指導の結果、子供たちのまだ形の出来上がっていない体は損なわれやすいので、そのようなことのないように注意深く教えてゆかなければなりません。若い才能を正しく、また適切なスピードで励まし育んでゆかなければなりません。バレエ教師たち自身も、その教授・指導法のあらゆる面について、必要な指導を受けることが大切です。
今日、このRADの教授法は83ヵ国以上で用いられ、毎年世界中の約25万人の生徒達が200人以上の正式なRADの試験官により、「シラバス」(教授細目)に基づき試験を受けています。教師の資格を取る試験も当然行われております。それぞれの試験は、レベルの異なる生徒や教師の進歩を慎重に測定できるように考案されており、試験の結果は生徒や教師たちの成績等級が慎重に測定され、RADロンドン本部に記録されています。RADでは毎年各国に、本部より試験官を派遣して試験を実施しているという点で、世界唯一の舞踊組織です。この「シラバス」で指導を受けた国では、踊り手の指導法や水準が一律に高まっています。
1986年に、RADは「登録」という制度を導入しました。すなわち、児童や生徒にRAD試験を受けさせようとする教師はすべて、あらかじめ、RADの承認を得なければならないということになります。この制度により、世界で初めて定評のあるバレエ教師の仕事を確認することが可能となり、RADも登録教師の推薦を行うことが出来るようになりました。又、児童の親たちにとっても、責任ある職業的教師を選ぶうえで、大変役立っています。
我々は、単にバレエの水準を維持するだけではなく、その向上のために不断に努力しているのです。
- 第24回インターナショナル・サマースクール(2015年)パンフレットより抜粋
RADによるバレエ検定試験を受ける魅力とは
- 〇 世界共通のバレエ検定試験です。
- 〇 年齢や経験にふさわしい難易度の試験を選ぶことが出来ます。
- 〇 他人と比較されるのではなく、生徒自身について平等に評価してもらうことが出来ます。
- 〇 試験結果はどこの国でも平等に扱われます。
- 〇 合格生徒には賞状と詳しい採点シート、PrimaryからGrade8までの試験ではメダルやバッジがもらえます。
- 〇 踊っている時以外のマナーや立ち居振る舞いも学べます。
- 〇 一年ごとの明確な目標設定が出来ます。
- 〇 毎年の成果として達成感が得られ、自信にもつながります。
- 〇 上級グレードや、より専門的な内容のヴォケーショナル・グレーデッドの試験では、ピアノ伴奏での受験が必須となり、より豊かな音楽性を身に着けることが出来ます。
RADによるバレエ検定試験を受験するには
レギュラークラスでのレッスンを通して、受験可能な年齢(レベルにより異なりますが目安として6歳以上)に達していて、準備に入るのに適した時期になった方に、RADクラスでのレッスンを開始して頂きます。
レッスンは各グレードごとに分かれた少人数制で行い、レギュラークラスよりも更にじっくり学ぶことが出来ます。
神奈川県では毎年5月下旬~6月中旬に試験が実施されており、前年の秋頃より受験に向けた準備を始めます。